★★注目ニュース★★ オムロン ヘルスケア、『かんたん朝晩ダイエット』を利用した人の3人に2人が減量に成功

『HealthTechWatch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“『かんたん朝晩ダイエット』を利用した人の3人に2人が減量に成功”
~『かんたん朝晩ダイエット』機能リリースから1年 ユーザ調査を実施~
オムロン ヘルスケアは、健康管理アプリ「OMRON connect」の機能である『かんたん朝晩ダイエット』を利用した20代~80代男女513名を対象に利用状況について調査を実施しました。
朝晩ダイエットは、朝と晩に体重を測って、1日の体重変化を管理するダイエット方法です。通常、1日の中では朝の体重が最も軽く、夕食を食べた後が最も重いと言われています。
朝晩ダイエットでは1日の体重の変化量をコントロールして晩の目標体重以下を目指します。『かんたん朝晩ダイエット』では、30日後の目標体重を設定して朝の体重を測ると、その日の目標となる体重変化量を自動計算し、晩の目標体重が設定されます。ユーザは夜の体重を毎日設定される晩の目標体重以下に抑えることでダイエットの成功を目指します。
本調査では『かんたん朝晩ダイエット』を利用した513名を対象に、朝晩ダイエットを実施した前後の体重変化や意識の変化について質問しました。その結果、利用者の内およそ3人に2人が減量に成功していました。また減量に成功した人の8割が1kg以上減量しており、効果的に減量できていました。
当社は、これからも事業ビジョンである「脳・心血管疾患発症のゼロ(ゼロイベント)」の実現に向けて、誰でも簡単に正しく測定できる機器と健康管理に役立つサービスの提供を通じて人々の健康に貢献していきます。
調査結果のまとめ
朝晩ダイエットに取り組んだ人のおよそ3人に2人が減量に成功
減量に成功した人の8割が1か月で1kg以上減量
朝晩ダイエットに取り組んだ人の半数が「食事量や内容への意識が高まった」と回答
朝晩ダイエットに取り組んだ人の約80%が毎日体重測定を継続
継続できた理由は、6割以上のユーザが「モチベーションを維持しやすい仕組み」と回答
プレスリリースはこちら(オムロン ヘルスケア株式会社 2025年4月16日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『HealthTechWatch』の視点!
今回取り上げたのは、オムロン ヘルスケアが発表した、『かんたん朝晩ダイエット』を利用した人の3人に2人が減量に成功したという調査結果です。
『かんたん朝晩ダイエット』とは、朝と晩に体重を測って、1日の体重変化を管理するダイエット方法で、オムロン ヘルスケアの体重計と連動する健康管理アプリ「OMRON connect」のひとつの機能として提供されているため、体重計測から体重の記録は自動なので、体重を記録するハードルは低減されています。
また、『かんたん朝晩ダイエット』では、1日の体重の変化量をコントロールして晩の目標体重以下を目指しますというもので、実際には、30日後の目標体重を設定して朝の体重を測ると、その日の目標となる体重変化量を自動計算し、晩の目標体重が設定され、毎日設定される晩の目標体重以下に抑えることでダイエットの成功を目指すというものです。
今回の調査では、20代~80代男女513名の利用状況から調査した結果、以下のような
調査結果をまとめています。
1、朝晩ダイエットに取り組んだ人のおよそ3人に2人が減量に成功
2、減量に成功した人の8割が1か月で1kg以上減量
3、朝晩ダイエットに取り組んだ人の半数が「食事量や内容への意識が高まった」と回答
4、朝晩ダイエットに取り組んだ人の約80%が毎日体重測定を継続
5、継続できた理由は、6割以上のユーザが「モチベーションを維持しやすい仕組み」と回答
今回の調査では、『かんたん朝晩ダイエット』に取り組んだ6割以上の人が減量に成功しています。
『かんたん朝晩ダイエット』のような、いわゆるレコーディングダイエットの場合、まずは最初のハードルとして、計測を継続すること、そして記録を継続することになってきます。
しかし、今回の『かんたん朝晩ダイエット』では、オムロン ヘルスケアの体重計と連動アプリが連動しているため、体重計測から体重の記録の部分のハードルは低減されています。
次のハードルとして考えられるのは、レコーディングダイエットの本質とも言える、「記録する」ことが直接減量につながっているのではなく、体重計測&記録によって、減量に向けた行動につながるかどうかなのです。
今回の『かんたん朝晩ダイエット』では、朝の体重を測ると、その日の目標となる体重変化量を自動計算し、晩の目標体重が設定されて見える化されるので、その晩の目標体重の見える化によって、日中の食事と活動、そして晩の食事の具体的な行動が変わっていき、減量につながっていったのではないかと考えれれます。
レコーディングダイエットも含めて、健康データの見える化、管理を提供するサービスは数多く存在しますが、データの管理、見える化だけを提供していて、せっかくのデータから利用者にどう気づいて欲しい、どう行動変容につなげて欲しいのかというところを利用者任せにしてしまっているサービスがほとんどではないかと感じています。
健康データの見える化、管理を提供する場合には、そのデータからどう行動変容につなげていくを含めて提供することこそ、利用者にとって本当の意味で価値が提供できるのではないかと感じています。
健康データの見える化、管理を提供する場合には、表面的なデータの見やすさなどはもちろんですが、データから行動変容の本質的な部分の提供に踏み込むことで、競合との差別化、特徴を出していって欲しいと考えています。
『HealthTechWatch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
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