Hinge Healthが株式を公開。それは賢明な選択か?

デジタルヘルスのIPO市場は近年、必ずしも活発ではない。Rock Healthの創業者Halle Tecco氏のブログ記事によると、2021年には急増し、現在活動中の上場デジタルヘルス企業57社のうち21社が株式市場にデビューした。それ以降、Tempus AIやWaystarなど、ほんのわずかな企業しか申請していない。
そして、上場した企業の多くは大失敗している。つい最近、2020年に上場したAccoladeがTranscarentに6億2100万ドルで買収されることが発表された。この取引により、同社は再び非公開化されることになる。2015年に上場したTeladoc Healthは、2024年に10億ドルの損失を報告した。
そのような中、Hinge HealthはIPOを申請するという大胆な決断を下した。同社は、急性のけが、慢性的な痛み、手術後のリハビリテーションのためのデジタル筋骨格ケアを提供している。同社は2,200以上の雇用主と健康保険にサービスを提供している。同社の最新の評価額は2021年に62億ドルで、これまでに10億ドル以上を調達している。
しかし、これまでIPOした企業の苦戦や、市場が現在巻き込まれている深刻な不確実性を考えると、 今IPOするのは賢明な選択なのだろうか?
ヘルスケア投資家の一人、Flare Capital Partnersの共同創業者兼ゼネラル・パートナーであるMichael Greeley氏は、この動きについて「慎重ながらも楽観的」だ。同氏は、同社の財務状況は利益率が高く成長率も高いなど興味深いと指摘し、Hinge Healthが巨大な市場を相手にしていることは言うまでもないと述べた。
記事原文はこちら(『MedCity News 』2025年3月20日掲載)
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