Seca、プライマリケア向け初のポータブル体組成スキャンを発売

ドイツの医療機器メーカーseca社は、プライマリケア現場向けに設計された初のポータブル体組成スキャナーを発表した。『Alpha』と呼ばれるこの製品は、プライマリケア提供者に患者の健康状態をより正確に把握することを目指す。
医師は通常、年次検診で患者の体重、身長、バイタルサインをチェックする。しかし、長年にわたり、BMI(ボディマス指数)などの時代遅れの体組成測定法が用いられてきた。多くの医療関係者は、患者の健康状態を分析する上で、BMIは誤解を招きやすく、人種差別的なツールであると批判してきた。
Secaは、プライマリケアの診察に体組成検査を導入することで、このケアのギャップに対処している。
『Alpha』スキャナーは、生体電気インピーダンス分析(BIA)と呼ばれる手法を採用している。脂肪、筋肉、水分など、組織によって電気伝導性が異なるため、スキャナーは体内に低レベルの電流を流す。この電流に対する抵抗を測定することで、『Alpha』は脂肪量、筋肉量、水分量といった体組成の主要な要素を算出することができる。
記事原文はこちら(『MedCity News 』2025年5月1日掲載)
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