Oura CEOが語る「カーム・テック」の哲学。健康管理で不安を煽らないために
「われわれの哲学は、あくまで裏方でいることだ」とOuraの最高経営責任者(CEO)Tom Hale氏は言う。「自らをカーム・テック(静かなテクノロジー)だと考えている」
スマートリングは、その性質上スクリーンを持たないデバイスであり、Ouraはあくまでその状態を維持したいと考えている。「Oura Ring 4」には点滅するライトやインジケーターは搭載されていない(心拍や血中酸素を測るため、内側にはLEDがある)。そうした設計上の判断は、ユーザーの安心感を守るためのものだとHale氏は話す。
「特にエンゲージメントや要求度が高いアプリの多くは、通知を出して必要のない不安まで生み出してしまう」と同氏は言う。
Ouraのリングとサブスクリプションを最大限に生かすために、Hale氏が第一に勧めるのは、個々の健康指標に過剰な意味を持たせないことだという。それよりも、複数のデータをまとめて俯瞰し、行動の指針として活用してほしいと話す。
記事原文はこちら(『CNET Japan』 2025年11月26日掲載)
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