HIMSS:デジタルヘルスにおけるAIの役割

先日ニューヨークで開催されたHIMSSでの「AIフォーラム」では、パネリストらによって、医療システムのリーダーが医療分野におけるAIの適用どころと評価する方法や、長期的な価値を生み出すためのgenAI、分析、機械学習の実際的な使用事例について議論した。
「AIは万能ではありません。最高のAIソリューションであっても、組織内でのケアの提供方法にうまく統合されていなければ機能しないからです」と、カリフォルニア大学アーバイン校医療学部の最高医療情報責任者兼臨床情報学担当副社長で医学准教授のDeepti Pandita博士は、「デジタルヘルス変革の推進におけるAIの役割」と題したパネルディスカッションで述べた。
Pandita博士は、理想的なAIソリューションとは、使いやすさ、規制、問題解決のあらゆる側面を考慮するとリスクが低いものであり、一方、リスクの高いソリューションには、情報と知識が豊富な利害関係者による思慮深いガバナンスプロセスが必要であると述べた。
ロッキービスタ大学オステオパシー医学部の教授兼デジタルヘルス部長のCole Zanetti氏は、ヘルスケアの分野では消化すべき情報があまりにも多く、入手可能な情報をすべて把握するのはほぼ不可能だと指摘した。
Zanetti氏は、AIは認知負荷が耐えられない領域に適用され、臨床上の意思決定の支援に役立てられるべきだが、特定の問題に焦点を絞り、AIを現実世界のリスクと一致させることが不可欠だと述べた。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2025年7月10日掲載)
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